【スペイン】「ポイ捨てされたタバコの回収責任は
タバコメーカーが負う」との法令が施行
公衆衛生などの観点から名指しされることの多い、タバコやそれを嗜む喫煙者。そんなタバコを取り巻く環境をますます追い込んでいるのが、世界中で問題視されているポイ捨てだろう——。
そこで、タバコのポイ捨てに対してスペインが新たな法令を施行。どうやら、吸い殻の回収はタバコメーカーの義務とするらしい。
タバコは分解に約10年かかり、その過程で鉛やヒ素のような有害物質が放出される。スペインでは毎年数百万本ものタバコがポイ捨てされていることもあり、今回の法令施行に至ったというわけだ。
回収にどれくらいの費用がかかるかは不明だが、推測では年間でおよそ10億ユーロ(約1,400億円)になるとのこと。回収費用を確保するため、タバコの値上がりも見込まれているらしい。
タバコのポイ捨ては環境破壊やタバコの値上げとして返ってきて、メリットは1つもないはずだ。今回の法令では吸い殻の処理責任をメーカーが負うことになるが、本当はタバコを吸う人に責任があるのではないだろうか。
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