제목   |  「ドン・キホーテ」は日本的経営に反逆して成長した 작성일   |  2020-07-20 조회수   |  2642

 

 

 

 

 

 

 

「ドン・キホーテ」は日本的経営に反逆して成長した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「日本一地価の高い所に店を構えて夕方6時には閉めてしまう。こんなやり方は絶対永続きしない」

 

 東京は銀座の百貨店が並ぶ通りを歩きながら、ドン・キホーテの創業者、安田隆夫は作家の石川好にこう言った。何年か前のこの予言が的中して、百貨店はいま軒並み苦境にあえいでいる。

 

 百貨店はいわばゼイタク感を売っていた。しかし、ドン・キホーテはティッシュ・ペーパーの隣にブランド品を並べている。安田は夜12時まで店を開けて、ナイトマーケットを発見したのである。

 

「逆張り商法」といわれるこの会社の軌跡を見ていると、城山三郎が『価格破壊』のモデルとしたダイエーの中内功を思い出す。

 

 中内は「生産者主権」ではない「消費者主権」の社会をめざして、松下電器(現・パナソニック)や花王などの大メーカーに挑戦した。それがいつのまにか「ダイエー主権」になってダイエーは消えてしまったと私は見ているが、兵隊にとられて死線をさまよった中内はスーパーを平和産業として捉え、「明治生まれの人間が戦争を計画して、大正生まれのわれわれがそれを一銭五厘の旗の下でやらされた」と反発して、政財界トップの徴兵制容認発言などに対しても噛みついた。

 

 安田はそんな社会的発言はしない。しかし、29歳の時に始めた店に「泥棒市場」と名づけたほどとんがっている。ダイエーやイトーヨーカ堂など大型チェーンストアの全盛期に零細な店が注目されるには「通行人が目を剥くようなネーミングにする」(安田隆夫『安売り王一代』文春新書)しかなかったからである。

 

 一方、バブル時代に一切、財テクや土地転がしをやらなかったという堅実さも持っている。ドン・キホーテでは、上司が部下の仲人になることを禁じている。馴れ合いや情実の生まれることを防ぐためだが、この会社はいわば「日本的経営」に反逆して成長したのである。

 

 

 

 


リンク:https://news.yahoo.co.jp/articles/f73df3b7e0c0235fdfe57e48586635ca75a22711

 

 

 

 

 

[単語]

1.反逆(はんぎゃく):権威・権力などにさからうこと。
2.地価(ちか):土地の価格
3.軒並み(のきなみ):家が軒を連ねて並び建っていること。
4.苦境(くきょう):苦しい境遇。苦しい立場。
5.ゼイタク:(贅沢) 必要な程度をこえて、物事に金銭や物などを使うこと。金銭や物などを惜しまないこと。/ 사치
6.軌跡(きせき):ある人や物事がたどってきた跡。
7.馴れ合い(なれあい):ひそかに通じ合い、ぐるになって事を運ぶこと。

 

 

 

 

 

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