제목   |  男女差3000万人、中国の結婚できない男たち 작성일   |  2018-10-30 조회수   |  2705

 

 

男女差3000万人、中国の結婚できない男たち

 

 

 

 

                                             

 

 

 

 

中国も日本と同様、結婚難が社会問題化しているが、そのスケールはケタ違いのようだ。長年続いた「一人っ子政策」により、男女の人口比が偏り、男性が女性よりはるかに多い「男余り」の社会になってしまった
のだ。2020年には、中国で「結婚年齢」とされる20~45歳の年代で、男性が女性より3000万人も多い、いびつな社会が出現する。「余った」男性たちはどうなるのか。『未来の中国年表 超高齢大国でこれから起こ
ること』(講談社現代新書)の著者である近藤大介さんに寄稿してもらった。

 

◆「剰女」はもう古い
 いまから11年前の2007年、中国教育部(文部科学省に相当)が発布した『中国言語生活状況報告(2006)』の中で、171語の新語が紹介されたが、そのうちの一つが「剰女」(シェンニュイ)だった。「余った女」
――27歳になっても結婚しない、できない女性を意味する言葉である。中国も学歴社会になり、大学を出てバリバリ働く女性が増えた。それとともに、「女性は25歳までに結婚」という固定観念が崩壊していった
のである。

 だが、それから10年ほど経た昨今、「剰女」という言葉は、中国ですっかり聞かれなくなった。代わって跋扈(ばっこ)している流行語が、「剰男」(シェンナン)――30歳になっても結婚できない男性なので
ある。

 

◆「一人っ子政策」の副作用
 かつての最高実力者・トウ(「登」におおざと)小平氏は、40年前の1978年に「改革開放」という英明な政策を始めた指導者として知られるが、同時期に始めたもう一つの政策が「一人っ子政策」だった。人口増
加が続けば、せっかく改革開放政策を進めても、中国人は永遠に豊かになれないと判断したのである。そこで、82年に施行した憲法で「国家は一人っ子政策を推進実行する」(第25条)と規定し、厳格な一人っ子
政策を貫いていった。

 一人っ子政策は、2013年に習近平政権が発足して、一部解除するまで続いた。そのため、現在30代から下の中国人は、基本的に一人っ子である。

 特に農村部では、「どうせ1人しか産めないなら男児を」という傾向が顕著だった。その結果、例えば10年の全国人口調査では、この年に生まれた女児100人に対して、男児は118.64人となってしまった。04年
、07年、08年に至っては、120人を超えていた。国連では「男児102人から107人の間」を正常な国家と定義づけているので、中国は明らかに「異常な国家」だ。

 

◆マンションと車が買えない男は「圏外」に
 こうした結果、2年後の2020年には、「結婚年齢」の男性が、女性より3000万人も多い未曽有の男性過剰社会が、中国に到来するのである。東京都の人口の2倍以上もの中国人男性が、「剰男」もしくはその予備
軍となってしまうのだ。これは由々しき社会問題である。

 私は09年から12年まで、北京で駐在員をしていたが、当時の日本人駐在員の男女比率は、およそ10対1だった。そうなると、どんな女性(失礼!)が北京に赴任して来ようが、抜群にモテた。ある日本人女性
を食事に誘ったら、超高級店を指定されたとか、1か月待ちと言われたなどという話を耳にしたものだ。そのため、男性過剰社会は、実感として理解できる。

 実際、北京では、当時からこの「剰男」問題は、「(北京市の中心部を周回する)第三環状線の中でマンションを買えなくなる問題」と同じレベルで俎上(そじょう)に上っていた。男性過剰社会にあっては、女
性の側に選択の権利が生まれる。そのため、マンションと車を買えない男性は、おのずと「旦那候補」から外れていってしまうのだ。

 こうした事態を打開しようと、お見合い産業は活況を呈していて、各地でイベントが開かれている。例えば北京では、「北京2018年お見合い大会」が開催中である。

 これは、10月13日から12月9日までの毎日午後6時から9時半まで、中央商業地域の中心地の国際貿易センター、中国外務省がそびえる朝陽門、北京で一番美人が多いと言われる北京外大がある魏公村の3か所
で、計800人の若者にお見合いの機会を与えるビッグイベントだ。だがやはり、申し込みは男性の方が多いようで、すべての青年がハッピーになるとは言えない。

 

◆「剰男」が引き起こす三つの現象
 そうなると、大量の「剰男」たちはどうなってしまうのか? いま中国で、三つの新しい潮流が起こっている。

 第一に、国際結婚の増加である。私は週に1度、明治大学でアジアの国際関係論を講義しているが、300人の学生の中に、中国人留学生が約50人いて、多くの男性中国人留学生たちの彼女は日本人女性である。
いまの中国人男性は、外国人女性と付き合ったり、結婚したりすることに、まったく違和感を持っていないのだ。

 中国の農村部で増加しているのが、中国人男性とアフリカ生まれの女性との結婚である。9月3日、4日に、習近平主席が北京にアフリカ53か国の国家元首らを招いて、「中国アフリカ協力フォーラム北京サミッ
ト」を開催、600億ドル(6.6兆円)もの新たな援助を発表した。中国とアフリカを組み合わせた「チャイナフリカ」という言葉もあるほどで、リッチな中国の男性は、アフリカ人女性たちの間で憧れの的だとい
う。

 

 


リンク:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181029-00010000-yomonline-int&p=1
 

 

 

 

【単語】

 

 


1.  同様 : 同じであること。ほとんど同じであること。また、そのさま。
2.  結婚難 : 晩婚化・未婚率の上昇が深刻化していること。
3.  男余り : 人口では女性の方が数が多く、男性の方が少ないのが現状。
それなのに男性の未婚率は、女性の倍で、とにかく男が余っているのです。
4.  寄稿 : 依頼されて、新聞や雑誌などに原稿を書いて送ること。また、その原稿。
5.  剰女剰男 : ( 読み方:センナンセンニュイ )
中国で、俗に、独身のまま結婚適齢期をすぎた男女を総称して言う語。「剰男」が婚期を逃した男、「剰女」が同じく婚期を逃した女を指す。30歳近くになり独身の場合は既に剰男剰女に該当するという。
6.  固定観念 : いつも頭から離れないで、その人の思考を拘束するような考え。
7.  崩壊 : くずれてしまうこと。こわれてしまうこと。
8.  跋扈 : 《「後漢書」崔駰伝から。「跋」は越える意、「扈」は竹やな》魚がかごを越えて跳ねること。転じて、ほしいままに振る舞うこと。また、のさばり、はびこること。
9.  政策 : 政府・政党などの施政上の方針や方策。
10. 副作用 : 転じて、問題解決のためにとった手段によって起こる損害。
11. 改革 : 従来の制度などを改めてよりよいものにすること。
12. 開放 : 制限をなくして、自由に出入りさせること。
13. 憲法 : 基本となるきまり。おきて。
国家の統治権・統治作用に関する根本原則を定める基礎法。他の法律や命令で変更することのできない国の最高法規。近代諸国では多く成文法の形をとる。
14. 規定 : 法令の条文として定めること。また、法令の個々の条文。
15. 厳格 : 規律や道徳にきびしく、不正や怠慢を許さないこと。また、そのさま。
16. 政権 : 政策を実行し、統治機構を動かす権力。
17. 発足 : 組織や機構などが設けられ、活動を始めること。はっそく。
18. 解除 : 今まであった制限・禁止、あるいは特別の状態などをなくして、もとの状態に戻すこと。
19. 傾向 : 物事の大勢や態度が特定の方向にかたむくこと、または、かたむきがちであること。
20. 顕著 : 際立って目につくさま。だれの目にも明らかなほどはっきりあらわれているさま。
21. 未曽有 : 今までに一度もなかったこと。また、非常に珍しいこと。希有(けう)。みぞうう。
22. 過剰 : 必要な程度や数量を越えて多いこと。ありあまること。また、そのさま。
23. 赴任 : 任地におもむくこと。
24. 抜群 : 程度が大きいこと。また、そのさま。
25. 活況 : 商売・株式市場などの景気がよく、活気のあるようす。

 

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